早 春

春霞たなびく梅の里、遠く行き交う車や列車も淡くゆっくりうつろい、家並みの屋根の輝きも日の光を受けて暖かく感じられる一日、梅林は、春の光とともに静かに町並みを包み冬の終わりを告げている。富士山は、あくまでも超然とそびえ立ち季節の移り変わりを見守っている

早春の曽我梅林 F6 油絵

二宮駅からほど近い吾妻山公園の菜の花は、一月だというのにもう八分咲きになっていた、駅から登ってくるとさほど高くはないが、結構汗だくになり早春の冷たい風が心地よかった、遠く相模湾に日の光が反射して眩しかった

陽光の相模湾 F6 油絵 

木更津側、金田漁港より望む、春浅き東京湾を渡る海風は、寒いが遠く工業地帯の煙がたなびきどこまでも続くアクアランが新しい年の未来暗示するかのようであった

早春のアクアライン F6 油絵 

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